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ラミクタールの効果と服用について

2019年07月16日
薬を飲む女性

ラミクタールはてんかんの部分発作や全般発作の症状を抑える薬です。
双極性障害の治療に使われることもあり、気分の高まりや悲観的な気持ちを和らげる効果を持っています。
ラミクタールは単体で使われることもありますが、他の向精神薬と併用されることも多いです。

てんかんの治療薬としては、主にけいれんをともなう単純部分発作や複雑部分発作の治療に使われます。
全般発作のなかでは、身体を突っ張らせたり痙攣させたりという症状を繰り返す強直間代発作に効き目があります。
また、子供がかかりやすい欠伸発作やレノックス・ガストー症候群の治療にも使用されます。

ラミクタールの主成分はラモトリギンという物質になります。
ラモトリギンには、脳の神経系に働きかけて興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸の遊離を抑制するという作用があります。
そのため、ラモトリギンは脳の神経膜を安定させ、痙攣を抑える働きを持っています。

双極性障害にたいしてはどのように働くのかまだよく分かっていませんが、浮き沈みしやすい感情をコントロールする効果があります。
また、他の向精神薬とくらべると鬱の症状を抑える効果が高いとされています。

ラミクタールは白い錠剤タイプの薬で、チュアブルのため飲みやすいことが特徴となっています。
現在販売されているラミクタールのなかには、主成分であるラモトリギンが25ミリグラム含まれているものや50ミリグラム含まれているものなど、いくつかの種類があります。
子供向けの2ミリグラムや5ミリグラムのものも販売されています。

ラミクタールを服用した際、人によっては発疹や発赤といった皮膚症状が起きることがあります。
場合によっては強いかゆみをともなうことがあり、口内の荒れや喉の痛みを感じるケースもあります。
眠気やだるさ、頭痛などの症状が起きる人もいます。そのため、自動車を運転する場合や高所などで作業をするときには注意が必要です。

ラミクタールの正しい服用方法

ラミクタールは、てんかんの治療薬としては予防的に飲む薬となっています。
てんかんの原因そのものを治療するわけではないため、決められた量を継続して飲んでいく必要があります。

双極性障害の治療薬としての抗躁効果はあまりなく、抗うつ効果がやや強い薬となっています。
ラミクタールは気分安定薬に分類される薬で、抗精神病薬とくらべるとゆるやかに効果を発揮するのが特徴です。
この薬を服用する場合には、最初は少ない量から始めて徐々に増量していきます。
通常、最初の2週間は25ミリグラムのものを1日1回服用します。次の2週間は50ミリグラムのものを1日1回、その次の2週間は100ミリグラムのものを1日1回または2回服用しましょう。

その後は、経過を見ながら1~2週間ごとに服用する量を調整していきます。最大では、1日400ミリグラムまで服用することができます。
他の薬と併用している場合には、服用する量が増量されたり減量されたりすることがあります。

子供が飲む場合には、通常体重1キログラムあたり0.3ミリグラムを1日1回服用することから始めます。
その後は大人と同じように徐々に飲む量を増やしていき、最大では1日200ミリグラムまで服用することができますが、アレルギー疾患を持っている人や妊娠中の女性、赤ちゃんに授乳している場合には、事前に医師などに相談する必要があります。
肝臓病や腎臓病にかかっている人も、服用する際に注意が必要です。

一緒に飲んではいけない薬もいくつかあり、不安を抑える薬など中枢神経に働くような薬を飲んでいる場合には、注意するようにしてください。
また、ラミクタールの服用中はアルコール類の摂取もなるべく控えたほうが良いとされています。